📚 おすすめ本のご紹介

東野 圭吾 著

白夜行

週刊文春ミステリーベスト10(1999年)第1位 「このミステリーがすごい!」2000年版 国内2位

太陽の下を、まともに歩けなかった二人。
十九年間、決して交わることのない視点から描かれる、東野圭吾の代表作。

📖 作品紹介(ネタバレなし)

1973年、大阪の廃墟ビルで質屋を営む男が殺される。容疑者は浮かぶものの、決め手を欠いたまま事件は迷宮入りしてしまう。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂。暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後まったく別々の道を歩んでいくのだが、二人の周囲では、幾つもの不可解な出来事が起こり続ける。

本作最大の特徴は、主人公である二人の内面が最後まで一切描かれないという構成にある。読者は、二人を取り巻く人々の視点、行動、言葉の断片からしか、二人の心情を推し量ることができない。19年という長い歳月を通じて積み重なる伏線と、緻密に張り巡らされた構成が、この作品を東野圭吾の代表作たらしめている。文庫版で864ページに及ぶ大長編だが、多くの読者が「止まらなくなる」と口を揃える一冊。

💬 読者レビュー
★★★★★ 高評価

東野作品の中で最高傑作だと思っています。ストーリーの面白さはもちろんのこと、その緻密な構成に驚きました。伏線の数々、登場人物の個性も魅力です。途中で読むのを止められない構成はマジックのようで、初めて読んだ時はほぼ徹夜でした。後に映像化されたドラマや映画でしか知らない人に是非読んでもらいたい作品です。

出典:HMV&BOOKS online 商品ページ掲載レビュー(読書メーター経由)2015年5月投稿

★★★★★ 高評価

最後まで亮司と雪穂が直接会話する部分も2人の感情も描かれていないのに、お互いを光と思って白夜の中を歩き続ける哀愁を感じる深い作品。大阪の家の造りや、時代背景の細部まで後から読むとなるほどと繋がってくるところも面白く、文句なし☆5!

出典:ブックライブ 電子書籍ストア掲載レビュー

★★★★★ 高評価

過去読んできた本の中でベスト3に入りました。3回くらい読んでしまいました。表紙の分厚さに届いてから驚きましたが、通勤電車で読み始めたら止まらず、☆5つでは到底足りないおすすめ度です。

出典:楽天ブックス カスタマーレビュー(要約)

★★★★★ 中評価

正直、通勤途中などに読むのは無理なくらい分厚いです。ドラマの印象が頭に残っていて、原作は細部が違うところも多く感じました。現時点で4時間くらい読んで3/5くらいかな、というところ。800ページあるので、読み切るには根気が要ります。

出典:楽天ブックス カスタマーレビュー(要約)

★★★★★ 低評価

静謐なノワールで、主人公二人が最後までベタベタしないクールな関係なのはかっこいいが、内面の思いが一切語られないぶんカタルシスは得にくいかもしれない。よくある分かりやすい感動大作をあえて外した作者の意気込みは買うが、少し突き放しすぎた感じがして、自分としてはベストだとは思わなかった。

出典:書評サイト「本が好き!」掲載レビュー(要約) ※星の数は本文の評価トーンから編集部が目安として付与

✍️ 著者プロフィール
氏名 東野 圭吾(ひがしの けいご) 生年 1958年、大阪府生まれ 学歴 大阪府立大学工学部電気工学科卒業 経歴 会社員(生産技術エンジニア)として働きながら執筆を続け、1985年『放課後』でデビュー 代表作 『白夜行』『秘密』『容疑者Xの献身』『手紙』『悪意』『探偵ガリレオ』など
1985年第31回 江戸川乱歩賞(『放課後』)を受賞し、専業作家に
1999年第52回 日本推理作家協会賞(『秘密』)
2006年第134回 直木賞・第6回 本格ミステリ大賞(『容疑者Xの献身』)
2012年第7回 中央公論文芸賞(『ナミヤ雑貨店の奇蹟』)
2013年第26回 柴田錬三郎賞(『夢幻花』)
2014年第48回 吉川英治文学賞(『祈りの幕が下りる時』)

参照:Wikipedia「東野圭吾」/ブクログ 著者紹介

📋 書誌情報
著者 東野 圭吾 初出 『小説すばる』1997年1月号〜1999年1月号 連載 単行本 集英社 1999年8月刊行(ISBN 978-4-08-774400-2/506ページ) 文庫版 集英社文庫 2002年5月発行(ISBN 978-4-08-747439-8/864ページ) 累計部数 2010年12月時点で200万部超(連載当初は伸び悩んだが、2006年のドラマ化を機に大きく部数を伸ばしたと言われています) 映像化・舞台化 2005年 舞台化(劇団スタジオライフ)
2006年 TBS系テレビドラマ化(山田孝之・綾瀬はるか 主演)
2009年 韓国で映画化
2011年 日本で映画化(堀北真希・高良健吾 主演/第61回ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品)
ジャンル ノワール・ミステリー

参照:Wikipedia「白夜行」/集英社公式サイト/本の総合カタログBooks 出版書誌データベース

🙋 こんな人におすすめ
🕵️ 「謎解きよりも人間の業を味わいたい」という方。誰が何をしたかというトリックよりも、長い歳月をかけて積み重なっていく人間関係の重みをじっくり読みたい方に向いています。
📚 「長編小説にじっくり没頭したい」という方。864ページとボリュームはありますが、多くの読者が「気づいたら止まらなくなった」と語る一気読み系の作品です。
🌌 「後味の重さも含めて読書体験として楽しみたい」という方。読み終えたあとしばらく余韻が抜けない、と語る読者が多い一冊です。

【参照元・出典について】
本ページの情報は以下の公開情報をもとに作成しています。
書誌情報・あらすじ:Wikipedia「白夜行」/集英社公式サイト/本の総合カタログBooks 出版書誌データベース/HMV&BOOKS online
著者プロフィール・受賞歴:Wikipedia「東野圭吾」/ブクログ 著者紹介
読者レビュー:HMV&BOOKS online(読書メーター経由)/ブックライブ/楽天ブックス/書評サイト「本が好き!」掲載レビュー
※レビューはすべて公開されている実在の感想をもとに要約したものです。架空の内容は含みません。物語の核心的な展開・結末には触れていません。