1973年、大阪の廃墟ビルで質屋を営む男が殺される。容疑者は浮かぶものの、決め手を欠いたまま事件は迷宮入りしてしまう。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂。暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後まったく別々の道を歩んでいくのだが、二人の周囲では、幾つもの不可解な出来事が起こり続ける。
本作最大の特徴は、主人公である二人の内面が最後まで一切描かれないという構成にある。読者は、二人を取り巻く人々の視点、行動、言葉の断片からしか、二人の心情を推し量ることができない。19年という長い歳月を通じて積み重なる伏線と、緻密に張り巡らされた構成が、この作品を東野圭吾の代表作たらしめている。文庫版で864ページに及ぶ大長編だが、多くの読者が「止まらなくなる」と口を揃える一冊。
東野作品の中で最高傑作だと思っています。ストーリーの面白さはもちろんのこと、その緻密な構成に驚きました。伏線の数々、登場人物の個性も魅力です。途中で読むのを止められない構成はマジックのようで、初めて読んだ時はほぼ徹夜でした。後に映像化されたドラマや映画でしか知らない人に是非読んでもらいたい作品です。
出典:HMV&BOOKS online 商品ページ掲載レビュー(読書メーター経由)2015年5月投稿
最後まで亮司と雪穂が直接会話する部分も2人の感情も描かれていないのに、お互いを光と思って白夜の中を歩き続ける哀愁を感じる深い作品。大阪の家の造りや、時代背景の細部まで後から読むとなるほどと繋がってくるところも面白く、文句なし☆5!
出典:ブックライブ 電子書籍ストア掲載レビュー
過去読んできた本の中でベスト3に入りました。3回くらい読んでしまいました。表紙の分厚さに届いてから驚きましたが、通勤電車で読み始めたら止まらず、☆5つでは到底足りないおすすめ度です。
出典:楽天ブックス カスタマーレビュー(要約)
正直、通勤途中などに読むのは無理なくらい分厚いです。ドラマの印象が頭に残っていて、原作は細部が違うところも多く感じました。現時点で4時間くらい読んで3/5くらいかな、というところ。800ページあるので、読み切るには根気が要ります。
出典:楽天ブックス カスタマーレビュー(要約)
静謐なノワールで、主人公二人が最後までベタベタしないクールな関係なのはかっこいいが、内面の思いが一切語られないぶんカタルシスは得にくいかもしれない。よくある分かりやすい感動大作をあえて外した作者の意気込みは買うが、少し突き放しすぎた感じがして、自分としてはベストだとは思わなかった。
出典:書評サイト「本が好き!」掲載レビュー(要約) ※星の数は本文の評価トーンから編集部が目安として付与
参照:Wikipedia「東野圭吾」/ブクログ 著者紹介
2006年 TBS系テレビドラマ化(山田孝之・綾瀬はるか 主演)
2009年 韓国で映画化
2011年 日本で映画化(堀北真希・高良健吾 主演/第61回ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品) ジャンル ノワール・ミステリー
参照:Wikipedia「白夜行」/集英社公式サイト/本の総合カタログBooks 出版書誌データベース
【参照元・出典について】
本ページの情報は以下の公開情報をもとに作成しています。
書誌情報・あらすじ:Wikipedia「白夜行」/集英社公式サイト/本の総合カタログBooks 出版書誌データベース/HMV&BOOKS online
著者プロフィール・受賞歴:Wikipedia「東野圭吾」/ブクログ 著者紹介
読者レビュー:HMV&BOOKS online(読書メーター経由)/ブックライブ/楽天ブックス/書評サイト「本が好き!」掲載レビュー
※レビューはすべて公開されている実在の感想をもとに要約したものです。架空の内容は含みません。物語の核心的な展開・結末には触れていません。